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南区は蔚山市の中心部に位置し、中区・東区・北区、蔚州郡が南区の周辺を囲んでいます。北には太和江を境に中区・東区・北区、蔚州郡と、南には外煌江を境に蔚州郡と、東には韓国の東海と、西には文殊山を境に蔚州郡と面しています。そして、東西間の距離は13,780m、南北間の距離は10,710mです。近隣都市との距離は釜山が南に64km、慶州が北に39km離れています。また、日本とは100マイル(160.9Km)の距離に位置し、アメリカのロサンゼルス、イランのテヘランとほぼ同じ緯度上にあります。東海と面しているにため年平均3~4つの台風に影響され、海風で気温が調節されるため気候は比較的穏やかです。季節風が頻繁に吹くため夏は雨季、冬は乾季とはっきり分かれています。
区庁所在地 | 経度および緯度の極点 | ||
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蔚山広域市 南区 トッチル路233 (達洞 1320-1) |
区分 | 地点 | 極点 |
東端 | 龍岑洞 67-5 | 東経 139.23′ 17.6489″ 北緯 35.29′ 4.6306″ |
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西端 | 無去洞 山 77-1 | 東経 139.14′ 9.5671″ 北緯 35.31′ 59.0089″ |
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南端 | 黄城洞 581-3 | 東経 129.21′ 48.0142″ 北緯 35.27′ 17.0442″ |
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北端 | 無去洞 303-2 | 東経 129.15′ 43.3751″ 北緯 35.33′ 11.7633″ |
南区は、第一に金融・経済・文化・マスコミおよび流通の機能が集中しており、第二に、蔚山広域市庁、蔚山地方裁判所・検察庁、蔚山地方海洋水産庁など中央政府および地方政府の行政機関と韓国銀行、外換銀行など金融機関が密集している行政・金融都市であり、第三に、蔚山港、蔚山駅、市外バス・高速バスターミナルなど蔚山交通の要所であり、第四に、在来市場と大型百貨店、大型ディスカウントショップなど、新・旧の流通市場が複合的に形成されている商業都市です。また、コククジラが出没する克鯨回遊海面が天然記念物第126号に指定されており、処容説話の根源地である処容岩、新羅時代から倭寇防御の要所であった開雲浦城址、朝鮮時代に蔚山都護府の客館(*外国の使臣や中央と地方の使臣が泊まる宿)であった二休亭など8ヶ所の文化財があります。また、小正月のタルチプテウギ(*どんど焼き)、ムルダンギギ(*山の泉や井戸から水を引いてくる行事を再現した儀式)、ソェブリノリ(*労働歌を歌いながらふいごを踏む遊び)、鯨漁の再現などの伝統民俗イベントが毎年開催されており、蔚山のシンボルである処容舞の伝承、処容の面の制作などが活発に行われている、伝統が息づく都市です。
水深が深い南東部の海岸地域と面している地形上、東西と南北に複数の道路が発達しており、尾浦国家産業団地や蔚山石油化学団地のほか重化学工業、精油・石油化学関連の工場が多く立地しており、市民の憩いの場である「仙岩水辺公園と蔚山大公園」、都心の名品散策路である「ソルマル道」、蔚山文殊サッカー競技場、蔚山文殊国際アーチェリー場など、スポーツと観光インフラを充実させることにより文化・観光・スポーツ都市としての新しい姿を誇示しています。特に、長生浦クジラ博物館、クジラ生態体験館、クジラ鯨海旅行船、そして芸術の魂を持って生まれ変わった「新和村」の造成など、クジラにかかわるインフラの充実を通じてクジラ産業のメッカとしてその地位を固めています。