蔚山南区(区庁長：徐東旭(ソ・ドンウク))は26日、区庁長室にて、「第29回蔚山クジラ祭り評価報告会」を開催した。

この日の報告会には、徐東旭(ソ・ドンウク)区庁長をはじめとする関係公務員らら、祭りの主管機関であるクジラ文化財団など約10名が出席し、祭りのハイライト映像上映、結果報告、評価報告、発展策を見出すディスカッションの順に行われた。

特に、祭りの主要プログラムと市民参加型コンテンツを中心とする成果報告と、今後のお祭りの高度化・差別化戦略に対する活発なディスカッションが繰り広げられた。

専門評価企業が出した評価結果によると、2025年蔚山クジラ祭りには32万人が来場、経済波及効果は157億ウォンと推計される。

来場客全般の満足度は3.98点(5点満点、全10項目)、項目のうち「祭り会場施設が安全に見えた」が4.19点を獲得して、満足度調査で最も高得点を記録した。

次に、「また来たい・周囲にすすめたい」部門4.13点、「祭り関連プログラム」項目4.09点の順に高く、祭り全般の安全性とプログラム、再訪問意思などの重点要素ですべて4点以上を記録し、お祭り運営に対するポジティブな評価が優勢だった。

「クジラからの贈り物(Gift From a Whale」をテーマに開催された2025年蔚山クジラ祭りは、希望、勇気、愛、幸せというメッセージを込めて、生態・芸術・技術を組み合わせた未来型コンテンツとして市民と観光客を迎えた。

特に、AIロボットによるパフォーマンス、メディアアートが組み合わさった開幕式公演、ARとタイタンロボット体験ができる科学体験ゾーン、市民参加クジラパレード、クジラ家族歌謡祭など、参加と体験中心のプログラムが大好評を博した。

お祭り開催期間中は、使い捨て用品の使用を控え、リユーザブル容器とエコ容器の使用を積極的に推奨し、生ごみと一般ごみの削減にも取り組んだ。

南区は、今回の評価報告会で上がった意見と改善点などを総合的に検討して、2026年第30回を迎える蔚山クジラ祭りが一層多彩なお祭りになるよう準備を進めていく計画だ。

徐東旭(ソ・ドンウク)南区庁長は、「未来型コンテンツと一緒に楽しむエコフェスティバルとして、家族単位の参加と体験祭りに発展した蔚山クジラ祭りは、海外の交流都市はもとより、全国から大勢の人が訪れる、蔚山を代表するお祭りであることを確認できた」とし、「評価報告会をもとに、現在に満足せず、蔚山クジラ祭りがグローバルフェスティバルとして成長するよう万全を期す」と述べた。